少年野球の辞書

少年野球に関わるすべての人に送るマニュアルブログを目指します。

少年野球 負けないチームの作り方(仮説)

どうも、kyankee です。


今回のテーマは負けないチームの作り方です
大会に参加する以上誰でも優勝したいと思うはず
しかしながら練習時間には限りがあり効率的に
チームをレベルアップさせるためにはどうすれば
いいのだろう?
そんなお悩みを持った監督・コーチは多いと思います。そこで野球というゲームの特性を踏まえどういった能力が勝利するための関連性が高いのかを考え
ながら自分なりの最強チームの作り方をご紹介できればと思います。(仮説です。)
よろしくお願いします。
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目次
1野球はどうやって勝敗が決まる?
2守備時失点につながりやすいプレー
3攻撃時得点につながりやすいプレー
4まとめ

1野球はどうやって勝敗が決まる?

 野球は簡単にいえば決められたイニングまでに (少年野球の場合は時間制限あり)
 相手より多くの得点を奪えば勝ち
 というスポーツです。

 では勝つためにはどうすればいいのか?

 攻撃ではとにかく得点を取り守備ではとにかく
 失点をしない。
 それだけです。
 では少年野球においてどういったプレーが得点と失点につながりやすいのかを
 考えていきましょう。



2守備時失点につながりやすいプレー

 1四球 →これは高校でもプロでも共通して言われてますね
 2盗塁 →これは少年野球特有です
      基本塁に出られると3塁までいかれる可能性が高い
 

 細かいことを言えばまだまだありますが、この2つを解決すればかなりの失点が減るはず
 (少年野球に関わっている方ならうなずいてくれると思います。)

 では具体的にどうやって解決していくかというと…

 牽制技術の向上→違います。

 キャッチャーの技術向上→違います。

 肩の強い子をキャッチャーに→違います。

 投手のコントロール技術向上→半分正解

 では正解を発表します
 (正解と言ってもあくまで私の考えなので他にも正解はあるかもしれませんが…
  他にも正解ありましたらぜひ教えてください。)

 奪三振の多い投手を起用するです。

 理想を言えば四球を出さないコントロールの良さもあるといいですが、1イニング3つまで
 はギリギリOKとしましょう。
 三振という投手だけのプレーで完結(厳密には捕手もですが)できる能力が高ければ
 それだけ低リスクでアウトを取ることができますよね
 四球で塁に出したとしてもホームスチールまで決められることはなかなかありませんので
 奪三振能力の高い投手を起用し失点を最小限に抑えるこれが理想だと思います。
 ただし1イニングに3つ以上の四球を出す投手は注意が必要です。

 K/BB (四球を1つ出すまでに何個三振を取るか)という指標が
 重宝されてるのもうなずけますよね。



3攻撃時得点につながりやすいプレー


 次は攻撃についてです。
 攻撃は3アウト取られなければ一生攻撃できる
 のでアウトにならない能力が正義です。
 次に効率よく得点を取るためにワンプレーで
 たくさん塁を通過できる長打も重要です。
 得点につながりやすいという観点からいくと
 エラーの多い少年野球はミートする技術も大事
 ですが運の要素は極力省きたいのでここには
 入れません。
 
 アウトにならない能力=出塁率
 長打を打つ能力=ISOP
ISOP とは純粋な長打力がわかる指標で
 長打率-打率で出します
 長打率は単打も含まれるため純粋な長打力が
 わからないですが、ISOP は単打が含まれない
 ため真のパワーヒッターがわかります。
 例
 打撃結果    打率  長打率  ISOP
 100打数40単打 400 400 000
100打数20二塁打 200 400 200
  100打数10本塁打 100 400 300


この2つの指標を基本にオーダーを組めば長い時間攻撃できるうえに効率的に得点が取れるのではないでしょうか。


なんか守備の時とちがうテイストですみません。


4まとめ
 いかがでしたでしょうか?
 自分の理想を仮説で語っただけの感もあり
 すみません。ただ、この仮説が正しいと証明され
 常勝チームの作り方のマニュアルになると
 信じています。
 少年野球ももう少しでシーズンオフになりますの
 でうちのチームのデータを使って検証しようかな
 と思っています。
 記事にできるようなまともな検証ができれば記事
 あげたいと思います。


 それでは、次回もよろしくお願いします。

少年野球 正しい食事の取り方

どうも、kyankee です。

今回のテーマは食事です。
食事は体を大きくしたり疲労を回復してくれるなどさまざまな効果があり
よくプロの選手でも食事はトレーニングの一環という発言もしていたりします
それほど大切な食事ですが、小学生にとっては一見野球とはあまり関連性がないようにみえるため、うちのチームでもそうですが意識が低いようにみてとれます。
また、監督やコーチから「そんな量も食べれないのか?」とか「食べるのが遅い」などと
注意されてる場面もよく見ます
確かに食事にはトレーニングとしての一面もあるとは思いますが子供達にあまり言い過ぎて
食べることが嫌いになってしまっては元も子もないので食事は楽しいものという意識をもってもらう、そんなことが伝わる記事になればと思います。
今回もよろしくお願いします。

目次
1食事は楽しいもの
2時間ごとの食事の注意点
3骨の成長のために重要なカルシウムとビタミンD
4運動後すぐに食事を取ろう
5まとめ


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1食事は楽しいもの
 
 みなさんは食事の大切さを教える時どのような伝え方をしていますか?
 私もたまにイライラしてしまい自分の子供に「これくらい食べなさい」とか、
 つい言ってしまうのですが言ったあとで子供にとってマイナスだったと後悔します
 チームメイトの家庭でも怒られながら食べさせてるというような話しを聞いたりします。
 でも冷静になって子供の立場に立って考えた時思うんです。


 「食べることがストレスだ」
 
 食べる事が嫌いになってしまうと野球どうこうというより子供の健康管理の面でも
 悪影響になってしまいます。ですので、たくさん食べて体を大きくすることも重要ですが
 まずは食事の時間を好きになってもらうことから始めましょう。

 では、具体的にはどうしていくかというと
 うちの家やチームで実際にやっている例を紹介していきます。

 1家族みんなでテーブルを囲み会話を楽しみながら

  たぶんこれが単純ながら一番効果があるんじゃないでしょうか?
  仕事の都合も合って難しい日もあるかと思いますが
  なるべく時間を作るようにしましょう
  うちでは野球中継を見ながらみんなで試合の話しで
  盛り上がりながら食べることもあります。
  あとは暖かい季節などでは庭にテーブルを広げてあえて外で食事をするなど
  子供に特別感を感じてもらうなどの工夫をしています。


 2チームでの昼食は外野に集まってみんなで食べる
 
  これもチームによってはバラバラに食べてる姿を見かけたりしますが
  うちのチームでは外野の芝に大きなブルーシートを敷いて
  遠足気分でチームメイト全員で食事をさせます。
  また時には監督やコーチもその輪に入り子供とコミュニケーションを
  取りながら食事をしています。




2時間ごとの食事の注意点


 1朝食

  朝食ってちゃんと食べてますか?
  自分も子供の時そうだったんですが、朝起きてすぐに食事を取ることが苦手でした
  ただ朝食を取らずに学校に行くと昼の給食までは何も食べることができません。
  そうなると、本来給食を食べて脳や身体に補給されるはずだった栄養が
  胃腸を動かすエネルギーとして使われてしまい、
  十分な栄養が脳や身体に行き渡らないことになります。
  そうなると身体が大きくならないこともそうですが、パフォーマンスにも
  影響してきてしまいます。
  ですから朝食は穀物、炭水化物などをメインにした食事を取りエネルギーを
  しっかりと補給しましょう。


 2夕食

  夕食はタンパク質の多い肉、魚介類などをメインに野菜を多く取りましょう
  野菜はビタミン豊富なトマト、ニンジン、かぼちゃなどがオススメです。
  また疲労回復効果のあるビタミンCを含むオレンジやグレープフルーツ、レモンなどを
  ドレッシング等にうまく取り入れて取ることもオススメです。

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3骨の成長のために重要なカルシウムとビタミンD

 人間の身体は個人差がありますがだいたい17歳くらいまでで骨の成長が止まるそうです。
 そして小学生時代はどんどん骨が成長する時代でもあります。
 骨の成分は広く知られている通りカルシウムです。
 ですからカルシウムを意識的に多く取るようにしまた吸収効率を高める
 ビタミンDも意識的に多く取っていきましょう。
 カルシウムを多く含む食材
 ・牛乳
 ・小魚
 ・チーズ
 ・ヨーグルト
 ・小松菜

 ビタミンDを多く含む食材
 ・きのこ
 ・サンマ
 ・イワシ
 ・カツオ
 ・マグロ
 ・レバー
 ・卵黄



4運動後すぐに食事を取ろう

 うちのチームでは、練習時間の合間におやつの時間を設けています
 おやつといっても、いわゆる駄菓子などは禁止で主に推奨しているのが
 おにぎりや惣菜パンなどです
 ただ真夏などは食べれない子も多いのでゼリーなども許可しています。
 スポーツで激しい運動をして身体を使った後は、すぐに筋肉の元となる
 タンパク質や炭水化物でエネルギー補給をしないと身体へのダメージが
 大きくなってしまいますのでこのような間食の時間を設けることをオススメします。
 
 オススメ食材
 おにぎり
 サンドイッチ
 バナナ
 また果汁100%ジュースやヨーグルトドリンクなどを一緒に取るのもOKです。



5まとめ
 
 今回は食事をテーマに書いていきました。
 私自身この分野はもっと勉強が必要だと考えておりこれからも
 少しずつ知識をつけていこうと思っておりますので、みなさんにお伝えできる有用な
 情報が入ればまた記事書いていきたいと思っています。



それでは、次回もよろしくお願いします。




  

少年野球 故障知らず しなやかで強い体を作るストレッチ

どうも、kyankee です。

今回のテーマはストレッチです。
自分の子供も時代もそうでしたが打つ・投げる・捕るといった技術は
熱心に教えてくれる指導者も
多いですが強い体を作ることや故障を防ぐためのトレーニングなどは
今も疎かになりがちです。
そして実際にうちのチームもそうですが故障を出してしまうこともあります。
ストレッチはメニューの周知だけでなくやる本人の意識が非常に大事になってきますので
やる目的等も含め選手にしっかりと説明した上で行っていきましょう。
今回はこれだけはやっておきましょうという基本中の基本のメニューを紹介していきます。

目次
1なぜストレッチが必要なのか?
2ストレッチ前の準備
3これだけは必須ストレッチメニュー
4まとめ




1なぜストレッチが必要なのか?

 スポーツをするなら身体は柔らかいほうがいいと一般的によく言われていますが
 なぜだと思いますか?

 身体が柔らかいと身体の可動域が広くなるため自分の持てる力を
 無駄なく発揮できるからなんです。
 これを弓矢に例えるとわかりやすいかと思います。
 
 弓矢を遠くまで飛ばそうとする時みなさんはどうしますか?
 
 おそらく弓矢を目一杯引っ張ると思います
 この一杯に引っ張る行為が可動域が広い状態です
 逆に弓矢を半分くらいまで引っ張り飛ばしても遠くに飛ばない
 これが可動域が狭い状態です。
 
 可動域が狭いと能力が発揮できないだけでなく見た目の動きも硬く
 動きもぎこちなかったりします
 
 可動域が狭く動きがぎこちないとどうなると思いますか?


 答えは可動域が広い人に比べて圧倒的にケガが多くなります。
 そして身体の柔軟性を高めるためには日々のストレッチを継続していくことが
 大切になるのです。


2ストレッチ前の準備

 ストレッチを始める前に効果を最大化するための準備があります。
 せっかく時間を使ってやるからには効果を最大化させたいのできっちり準備を
 行なってください。

 身体を温めてからストレッチする
  
 ストレッチをすると関節や筋肉を柔らかくする効果ほ他に血行を良くする効果もあるため
 スポーツ前の準備運動だけではなく、練習後にも行うことで疲労回復効果も得られます

 まずスポーツ前のウォーミングアップではストレッチの前に
 ジョギングと軽い体操をしてから
 ストレッチを行います。身体が冷えた状態ではストレッチの
 効果が上がらない他無理に筋肉を
 伸ばしてしまいケガをしてしまうリスクがあります。
 練習後家で行う場合はお風呂上がりがおすすめです。



3これだけは必須ストレッチメニュー

 実際のストレッチメニューを紹介していきます。
 すべてのメニューび共通する注意点以下にまとめますのでしっかり確認していただき
 取り組んでください。

 注意点
 1身体の力を抜く
 2各ストレッチ20秒程度行う
 3強い痛みを感じるまで伸ばすのはNG
 4楽しみながらやる(習慣にするためには非常に大事です。)


 1もも前伸ばし

 前伸ばしは片足のつま先をお尻の下に敷いて、軽く痛くなる程度まで
 上体を後ろに反らし、太ももの前の部分を伸ばします。
 成長痛の予防にも適したストレッチです。
 左右20秒行なってください。

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 2もも裏伸ばし
  
  片足を伸ばし、そのつま先を手で掴みそこで止まります。
  左右各20秒行なってください。

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 3腹筋伸ばし
  
  うつ伏せの状態から足をまっすぐ伸ばし、突っ張るように両手で
  上半身を起こしエビのように身体を反ります。
  アゴを上げて天井のほうを見るように腹筋を伸ばすとより効果的です。
  
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 4背筋伸ばし

  正座した状態から両腕を前方に伸ばし、背筋を伸ばしていきます。
  背中が丸まらないように、しっかりと背筋を伸ばす意識を持って行ってください。


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 5内もも伸ばし

  あぐらを組んで座ったまま両足の裏を合わせ、そのつま先を両手で掴みます。
  この時、膝が床についていることが望ましいですができない場合は
  できる限り膝を床に近づける意識でOKです。
  慣れてきたら、顔を足に近づけるように上体を前に倒すようにしてください。
  このストレッチは股関節を柔らかくするので特に重要です。

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 6腰ひねり

  仰向けに寝て、片足を伸ばしたまま反対方向へと倒します。
  顔は足を倒したのとは反対方向に向けます。
  脇からお尻まで範囲の広い部分を伸ばすストレッチです
  左右20秒行なってください。

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4まとめ

 今回はとても初歩的ですが効果の高いストレッチを紹介してきました
 いかがでしたでしょうか?
 ストレッチは毎日やることそして目的をしっかり意識してやることが大切です。
 指導者の皆さんや保護者の皆さんはそのことを念頭に置き、子供が続けられる
 環境を整えることが大切です。
 例えば、あまり遊びの方向へいってしまうのは問題ですが習慣化するまでは
 遊び感覚で行ったり、ストレッチの合間に親子で会話を楽しんだりしながら
 やるのもよいと思います
 みなさんもぜひ習慣化していただきしなやかで強い身体を作ってください。



 それでは、次回もよろしくお願いします。


 

少年野球 正しいスローイング外野手編

どうも、kyankee です。

今回はスローイングシリーズ外野手編です。
外野手のスローイングも基本はピッチングと一緒です。
ただ外野手の特長でもある長い距離の返球に対応するため下半身の動きが変わってきます。
今回もぜひ参考にしていただきたいです。
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目次

1外野手のスローイングの特長
2外野手のスローイングのポイント
3練習方法
4まとめ




1外野手のスローイングの特長

外野手のスローイングで他のポジションと大きく違うところは投げる距離が長くなるところです
しかも外野の間を抜けるようなヒットやタッチアップでの進塁阻止など素早い返球も必要になります



2外野手のスローイングのポイント

外野手に要求される素早い正確な返球を身につけるためのポイントは
捕球前の助走の勢いを使って投げることです
外野手のスローイングでは下半身でステップしてはいるものの、上半身はピッチングフォームと
ほとんど同じです。ランナーがいる場合は打球に合わせた助走を取って投げることがベストです。


3練習方法

外野手には長い距離を投げるための強いスローイングが求められますので
下半身の強化も大事になってきます
ただ小学生なので無理な走り込みは逆に故障のリスクにもなりますのでやり過ぎは禁物です
そこで無理なくまたゲーム感覚でも楽しめるラダートレーニングをおすすめします
ラダートレーニングは同時に俊敏性も強化できますので一石二鳥です。
またスローイングの練習は投手や内野手同様にバウンドキャッチボールと
バドミントンシャドーピッチングを行います。

ラダートレーニングの方法

ラダーは市販されてもいますがなければ1マス50センチ角で地面にラインを引いても代用できます
マスの数は10マス程度用意します。
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ラダートレーニング1 グーパー

1マス目は足を揃えて入れ(グー)2マス目は軽くジャンプして着地時に足を軽く開く(パー)
これを繰り返します。


ラダートレーニング2パーチョキ

足を開いた状態(パー)でスタートし1マス目は軽くジャンプし右足で立ち左足を交差(チョキ)→パー
→左足で立ち右足を交差を繰り返し行う。



ラダートレーニング3インシャッフル(中中外)

少し複雑なパターンです
1マス目に1歩目右足、2歩目左足の順でステップして入れ、3歩目右足を1マス目の外に
2マス目の中に4歩目左足、5歩目右足の順でステップし、6歩目左足を2マス目の外に
これを繰り返していきます。


各メニューとも3回が目安です。
そしてこのパターン以外にも難易度を上げたものを独自に考え行うのもよいと思いますので
選手が慣れてきたら難易度を上げたものにもチャレンジしていきましょう。


4まとめ
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スローイングシリーズ外野手編いかがでしたでしょうか?
特に少年野球の外野手はフライを取ることが優先になってしまいスローイング練習は疎かに
なりがちです。もちろんフライを取ることも重要ですがスローイングにも力を入れて練習して
いただくと試合でのアウトを取るバリエーションが増えていきますのでぜひ実践してみてください

それでは、次回もよろしくお願いします。

少年野球 正しいスローイング内野手編

どうも、kyankee です。

前回の投手編に続き今回は内野手編です

目次
1内野手スローイン
2スローイングのポイント
3練習方法
4まとめ

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1内野手スローイン

 内野手スローイングは一見小手先で投げている
 ように見えますが、実際はピッチングと同じ動き
 で投げなくてはいけません。
 ただ捕球動作が加わり素早く投げる必要があるた
 めピッチングフォームをコンパクトにしたものが
 野手のスローイングと考えましょう。

2スローイングのポイント

 1両腕をコンパクトに内側に捻る
  ピッチャーと同じで両肩を結んだ線が地面と
  水平になるようにし、体を投げる方向に対して
  真横にしながら両腕を内側に捻り
  左足のつま先を投げる方向にまっすぐ踏み出す
  とコントロールが安定します

  注意
  捕球の体制からいきなり腕を上まで持ってきて
  スローイングすると、肩や肘を壊しやすくなる
  ので注意してください。

 2左足を踏み出しリリース時両腕を外側に捻る

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3練習方法

 基本的にはピッチングフォームと同じ動きになる
 のでピッチング編でも紹介した
 バトミントンシャドーとバウンドキャッチボール
 が有効です。


4まとめ

 基本的にはピッチングフォームをコンパクトに
 したものになりますのでピッチング編での基礎を
 ベースに練習していきましょう。
 内野手は捕球に重きを置く指導者が多いですが
 捕球しただけではゴロはアウトになりませんので
 スローイングの練習も大切してほしいです。
 次回ひ外野手編を考えています。


それでは、次回もよろしくお願いします。

少年野球 正しいボールの投げ方

どうも、kyankee です。

今回のテーマは正しいボールの投げ方ピッチング編です。

正しいフォームでボールを投げることによりケガを防止できたり
活きたボールを投げられる等たくさんのメリットがありますので
ぜひ身につけていただきたいです。


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1現代の子供は投げる能力がどんどん低下している?[:contents]




投げることは野球の動作の中でも基本となる動作です
しかし現代の子供は投げる能力が低下しているとの意見も耳にします
その原因として公園や学校でのキャッチボールの禁止等たくさんの
環境の変化も影響しボールを投げること自体が減っていることが原因
に思われます。(一方で高校生などは投げすぎが指摘されていますが)
そんな環境の変化もあり子供たちに正しいフォームを身につけてもらう
ことは大変なことですが、記事を役立てていただければと考えています



2正しいピッチングフォーム[:contents]




投球ホームとは下半身でためた力を上半身に伝え肩から指先
最後はボールにその力を伝えていきます
そこで無理な動きやパワーのロスがあるとボールにうまく力が伝わらず
ケガにつながったりスピードボールが投げられません。
正しい投球フォームの手順とポイントを紹介していきますのでしっかりと
身につけてください。

(右投手の場合)
1軸足でまっすぐ立って、軸足に力をため込みます

体が反ってしまう時はアゴを引くとまっすぐ立てます

2お尻の左側から打者方向へ向かっていき体重移動を初める


3両腕と左足の股関節を内側に捻る

これができるとコントロールが定まりやすくフォームも安定します。
自然にできるといいですができない場合は内側に捻る動作だけを意識づけのために行うと
いいです

4左足のつま先を打者方向にまっすぐ向けて着地する
その時両肩は平行になりその延長線上に右肘がくる

つま先がまっすぐ打者方向に向くことでコントロールが安定し
また力のロスがないため力強いボールが投げられます
左足が3塁側に向くと上体を捻りすぎケガのリスクが上がりますし
み1塁側に向くと捻る途中でリリースするためロスが発生し
力強いボールがいかなくなります


5左腕を胸に引きながら胸から先行して打者方向にむかっていく
その時右肘の角度は90度

6左腕を左の脇腹に引きながら右肘から出していく


7右手の親指が地面に向くように内側に捻る

8軸足にあった重心を左足に移動する



3正しいピッチングフォームを見つけるトレーニング方法[:contents]



軸を安定させるトレーニン

・片足閉眼立ち
目をつぶって片足で立つ練習

・手足クロス上げ
四つんばいになって左手と右足、右手と左足の組み合わせで交互に伸ばす

平均台ウォーク
平均台をバランスを取りながら1歩ずつ前に歩く


フォームを作るトレーニン

・バウンドキャッチボール
ラインを引き足の角度を確かめながら投げる
地面にボールをぶつけワンバウンドで相手に返す
肘を上げる意識が身につきます

・バドミントンシャドーピッチング
バドミントンのラケットで行うシャドーピッチング
腕の捻りの正しい感覚を身につけるトレーニン
正しい捻りが出来てないとラケットのフレームが頭にぶつかるので注意



4まとめ[:contents]


いかがでしたでしょうか?
ピッチングフォームは数日で身につくほど単純なものではありませんので
毎日正しいフォーム意識しながら少しずつ身につけていきましょう
今回はピッチングフォームに特化しましたが次回以降内野手スローイン
外野手のスローイングについても記事書いていきます。



それでは、次回もよろしくお願いします。



少年野球 四球論争 なぜ少年野球で四球は評価されないのか?

どうも、kyankee です。

今回は四球についてです。
みなさんのチームでは四球を選ぶことが評価されますか?それとも評価されませんか?
また個人的に四球についてどのようなイメージを持っていますでしょうか?
私の住む地域では多くのチームの指導者が四球を評価しない風潮があります。
(所属するチームもそうです。)
そして私自身は四球に対してポジティブに考えているため
四球の地位向上のため今回の記事を書くことにしました。
最後まで読んでいただけると有難いです。



目次
1なぜ四球は評価されないのか?
2四球の重要性
3四球を選ぶことで得られる相乗効果
4まとめ

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1なぜ四球は評価されないのか?

私は試合時スコアラーを担当するのですが自チームの攻撃にも相手チームの攻撃時にも
決まってこんな指示が聞こえてきます。
「四球なんかいらねーぞ」「振れ、振れ」「見逃し三振は許さねーぞ」
そしてその結果
褒められる→安打で出塁 豪快に空振り三振 凡打でアウト
怒られる→ボール気味の球を見逃して三振
怒られはしないが褒められもしない→四球を選ぶ

この結果から推測すると少年野球では振る=正義、見逃す=悪という図式です
たとえフルカウント(ツーストライクスリーボールのこと)からボール球を振って空振り三振
ボール球を見送ったがストライク判定で見逃し三振でもです。

ただ自分たちが守備側に立つとこの図式が崩れます
自チームの投手に以下のような声がけをします
「打たれるのはOK、四球はだめだよ」「ど真ん中でいいよ」

おかしくないですか?

「少年野球は勝利は二の次だ、楽しむ事が優先」がモットーで本当に行動が伴っている
チームであれば話しはわかりますが、うちのチームも含めて試合に勝つ事に
重きを置いているにも関わらずってチームでも非常に多いです。
そしてそれは選手起用にも現れており派手な打力はないけど結構出塁している選手の活躍が
過小評価されていると感じています。
私としてはそんな過小評価されている選手も正当な評価をしてもらえるそんな環境を作りた
いと思っています。



2四球の重要性

四球がなぜ重要かを知っていただくために野球というスポーツがどういうスポーツかを
知る事が必要です。
野球というスポーツはサッカーやバスケットボールなど他の球技と大きく違うところがありま
す。それは終了時間が決まっていないということです。(少年野球は実質時間制限ありますが)
終わり時間が決まっていないということはアウトさえ取られなければ一生攻撃が続くってこと
でもあります
ですので攻撃側はアウトを取られないようにすることが最大の目的になります
そんな観点から選手を評価するとマネーボールじゃないですが出塁率という指標がすごく大事
になってきます。
プロ野球じゃあるまいしサンプルデータの少ない少年野球じゃあまり参考にならないと思う方
もいるかもしれませんが、1年分近くのデータを取っていくと結構選手によって特徴が出てき
ます。
例えば
1高打率・高出塁率のスーパーマンタイプ (打率600 出塁800)
2打率と出塁率が同じ積極打法タイプ (打率300 出塁300)
3低打率・高出塁率マネーボールタイプなど (打率200 出塁400)

大きく分けたこの3タイプどのタイプが一番評価されて逆にどのタイプが一番評価されないと
思いますか?
評価されるのは1番で誰も異論ないと思いますが評価されないのは3番です
なぜか?
2番のタイプはボール球だろうと積極的に初球から打っていきます、そしてある程度安打が
出ているのでいい印象を与えています。スコアブックはシンプルでいつもキレイです。
では3番のタイプはどうかというと、塁には多く出ているのですが安打の割合は少なく
いつもベンチから「四球なんかいらねーぞ」「振れ、振れ」「見逃し三振は許さねーぞ」
と言われていて指導者の印象が悪いです。スコアブックはスコアラー泣かせでグチャグチャで
す。
だからデータをつけていていつも思うのは「本当に勝ちたいんですか?」です。



3四球を選ぶことで得られる相乗効果


では次にアウトにならないという最高の結果以外に得られる効果をお伝えします。

1球数を投げさせて相手投手を疲れさせる
これはプロでも効果的なわけですから体力のない小学生にはより効果を発揮します。
そして、1人がやるよりもチームとして徹底したほうがより効果的です。


2球数制限に早く達して2番手以降の能力が劣る投手との対戦が増える

これも少年野球ならではです。
特に2番手以降の投手のストライク率はたいがい低くなるためワンサイドゲームに持ち込め
る可能性も高くなります。

3ボールを見極めることにより甘いボールを逃さなくなり結果的に安打が増える

ストライクゾーンって何のためにあるのかって考えると
おそらくですが最初ルール作るときにこの範囲じゃないとバッター打てなくない?
みたいなことで安打にしやすいコースをストライクゾーンって
決めたんじゃないかって思ってます。
だからそこから外れた球は手を出すと凡打になりやすいってことでもあると思うんです
だからヒット打ちたいなら、打率上げたいならボール球は見送ったほうがいいですよね。




4まとめ

今回は四球の重要性に関して解説してきました。
いかがでしたでしょうか?文章が下手で伝えたいことの半分も伝えられていないきがしますが
きっと打力が弱く悩んでるチームは実践していただけるだけで得点力、勝率を上げていただけ
ると考えていますし、指導者の方々には上記で挙げた3番タイプのバッターをもっと評価して
あげる風潮を少年野球全体で作ってほしいと思っています。


それでは、次回もよろしくお願いします。